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頭痛のおすすめ漢方

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「頭痛のおすすめ漢方」を公開しました!

漢方で改善を目指す「頭痛」の根本治療とは

慢性的な頭痛に悩まされている方の多くは、鎮痛薬でその場しのぎを続けるうちに、薬の効果が薄れ、悪循環に陥ってしまうケースが少なくありません。そんな中、体質を根本から見直す「漢方治療」に注目が集まっています。

頭痛には大きく2種類ある

頭痛は大きく分けて2つのタイプがあります。

  • 一次性頭痛:病気によるものではなく、繰り返し起こる頭痛(例:緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛)
  • 二次性頭痛:脳腫瘍やくも膜下出血など、明確な病気が原因で起こる頭痛

このうち、一次性頭痛は漢方薬で体質改善することで軽減が期待できるのが特徴です。

漢方でのアプローチ:頭痛のタイプ別に使い分け

頭痛の部位や原因によって、選ばれる漢方薬は異なります。

  • こめかみの痛み:胃腸の冷えが関係しているケースが多く、腸や胃を温める漢方薬を使用
  • 前頭部の痛み:ホルモンバランスの乱れが影響しやすく、女性ホルモンを整える漢方薬が有効
  • 頭頂部・後頭部の痛み:血行不良や水の巡りの悪さが原因のことが多く、水の流れを改善する漢方薬が効果的
  • ストレス・自律神経の乱れ:精神的な緊張をやわらげる漢方薬で心身のバランスを整えます

使用される代表的な漢方薬

以下の漢方薬が、頭痛の種類に応じて用いられます。

  • 呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
  • 葛根湯(かっこんとう)
  • 五苓散(ごれいさん)
  • 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
  • 釣藤散(ちょうとうさん)
  • 川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)
  • 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

体質に合った漢方を選ぶことが重要

漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。自己判断での使用は避け、頭痛のタイプや体質をしっかり見極めたうえで、漢方の専門家に相談することが何より大切です

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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