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線維筋痛症のおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「線維筋痛症のおすすめ漢方」を公開しました!
見えない痛みに苦しむあなたへ ― 線維筋痛症と漢方治療の可能性
「まるで全身をナイフで切られるような痛みが、突然やってくる」
「病院で検査しても異常はなく、“気のせい”と言われてしまう…」
そんな目に見えないつらい痛みに悩まされる人が増えています。
その正体は、**線維筋痛症(せんいきんつうしょう)**という病気かもしれません。

線維筋痛症とは?検査では見えない慢性痛
線維筋痛症は、関節や筋肉を中心に全身に広がる慢性の痛みが特徴です。
その痛みはときに、発作的に襲ってくる鋭い感覚として現れ、
患者の生活を大きく制限してしまいます。
✅ 主な症状
- 全身のこわばり、痛み(特に朝が強い)
- ナイフで刺されるような痛み、ビリビリした感覚
- 睡眠障害や疲労感
- 気圧の変化やストレスで悪化する傾向
- 抑うつや不安を伴うことも

✅ 原因は?
- 脳の「痛みを感じる仕組み」に障害があると考えられています
- ストレス、自律神経の乱れ、女性ホルモンの変動などが関与
- 血液検査や画像診断では異常が見つからないことが多いため、理解されにくいのも難点です

線維筋痛症に対する漢方的アプローチ
漢方医学では、線維筋痛症のような複数の要因が絡む慢性痛に対して、
- 自律神経の安定
- 血流の改善
- 炎症や痛みのコントロール
- 気血水・ホルモンの調整

など、全身のバランスを整える多面的な治療を行います。
使用される代表的な漢方薬
漢方薬名 | 主な適応・効果 |
---|---|
抑肝散(よくかんさん) | 神経過敏・不安・筋の緊張を和らげる |
麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう) | 関節や筋肉の痛みに/冷えを伴う場合に |
薏苡仁湯(よくいにんとう) | 筋肉のこわばり・水分代謝の乱れに |
桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう) | 虚弱体質・冷え・筋肉痛に |
温経湯(うんけいとう) | 血流・ホルモンバランスを整える |
疎経活血湯(そけいかっけつとう) | 慢性疼痛に広く対応/瘀血タイプに適応 |






治療期間と効果の実感
漢方治療では、1〜3ヶ月ほどで効果が現れ始める方が多く見られます。
副作用が少ないことも、長期的な痛みと付き合う方にとって大きな安心材料となります。
また、単に痛みだけを抑えるのではなく、
- 睡眠の質の改善
- 気分の安定
- 冷えや胃腸症状の緩和
など、体全体の調整が同時に進むことも期待できます。
痛みは“こころ”にも影響を及ぼします
線維筋痛症は、目に見えないため誤解されやすい病気です。
周囲の理解が得られない孤独感から、うつ症状や社会的な孤立につながることもあります。
だからこそ、痛みに早く気づき、心身両面からのアプローチが重要です。

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この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。