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お知らせ

肝炎の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「肝炎の漢方治療」を公開しました!

肝炎とは?100人に1人が抱える沈黙の病と漢方の可能性

肝炎は、日本人のおよそ100人に1人が感染しているとされる、身近でありながらも深刻な病気です。
自覚症状が出にくいため発見が遅れやすく、放置すると肝硬変や肝がんへと進行する可能性もあるため、早期の対処が重要です。


肝炎とは?肝臓で起こる「見えない炎症」

肝炎とは、肝臓の細胞に炎症が起こり、肝細胞が徐々に壊されていく状態を指します。
肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、ある程度までダメージを受けても症状が出ないため、気づいた時には進行しているケースも少なくありません。


肝炎の4つの主な原因

肝炎の原因は大きく分けて以下の4つです:

  • ウイルス性肝炎(A型、B型、C型、E型)
  • 薬剤性肝炎(薬の副作用)
  • アルコール性肝炎(過度の飲酒)
  • 自己免疫性肝炎(自分の免疫が肝臓を攻撃)

特に日本では、ウイルス性肝炎が最も多く見られます。


B型肝炎とC型肝炎 ― 慢性化に注意

● B型肝炎

血液や体液を介して感染します。
成人期の感染では自然治癒することもありますが、母子感染では慢性化のリスクが高く注意が必要です。

● C型肝炎

輸血などを通じて感染することが多く、B型よりも慢性化しやすく、深刻な状態に進行しやすいとされています。


検査と診断 ― 肝炎の指標は「GOT」「GPT」

肝炎が疑われる場合、まずは血液検査による肝機能チェックが行われます。
特に以下の数値が重要です:

  • AST(GOT)
  • ALT(GPT)

また、ウイルス性肝炎ではウイルスの種類や量を調べる特殊検査も必要となります。


漢方による肝炎へのアプローチ

西洋医学では抗ウイルス薬などが用いられますが、漢方薬も補完的な治療として有効です。
特に以下のような症状には、体質に応じた漢方薬が処方されます。

  • 炎症を抑える:小柴胡湯(しょうさいことう)
  • 肝機能を調整する:大柴胡湯(だいさいことう)

これらは肝胆の「気の滞り」や「熱」を改善する処方であり、患者の体質や病状に応じて使い分けられます。


あなたの体質に合った処方が、回復のカギ

肝炎に限らず、**漢方治療の基本は「人を診ること」**にあります。
同じ肝炎でも、症状・体質・生活環境によって処方は大きく変わります。


✅ オンラインでの漢方相談を受付中

ご自身の症状や体調に合った漢方薬をお探しの方は、ぜひ西漢方薬店のオンライン相談をご活用ください。

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※ご住所の詳細はまだ不要です。お気軽にご相談ください🙇‍♂️


肝臓は、元気な毎日を支える重要な臓器です。
「何となくだるい」「健診で数値が高いと言われた」そんな方こそ、体質に合った漢方で肝臓を守る一歩を踏み出してみてください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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