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お知らせ

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」を公開しました!

肝臓に忍び寄る静かな炎症

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と漢方治療の可能性

現代人の10人に1人がかかるとされる「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」。
自覚症状のないまま進行し、肝硬変や肝がんへとつながる可能性もある、深刻な肝疾患です。


非アルコール性脂肪肝炎とは?

「脂肪肝」と聞くと、アルコールの飲みすぎを思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし**非アルコール性脂肪肝炎(NASH)**は、アルコールをほとんど飲まない人にも起こる肝臓の病気です。

主な原因は以下の通りです:

  • 肥満や内臓脂肪の蓄積
  • 無理なダイエットや食生活の乱れ
  • ホルモンバランスの崩れ(特に女性)
  • 運動不足や糖代謝異常

肝細胞の30%以上に中性脂肪が蓄積している状態を「脂肪肝」と呼びますが、
そのうち約3人に1人が炎症や繊維化を伴うNASHに進行するといわれています。


自覚症状が乏しいからこそ注意が必要

NASHの怖いところは、初期にはほとんど症状が出ないことです。
しかし、放置すれば…

  • 肝硬変
  • 肝臓がん
  • 腹水や黄疸といった重篤な合併症

といった深刻な事態につながる可能性があります。


🔍 漢方治療という選択肢

西洋医学では、食事や運動などの生活改善と薬物治療が中心になりますが、
近年では漢方治療も注目されています。

漢方では、以下の3つの観点からアプローチします:

1. 肝臓の炎症を抑える

→ 肝機能を高め、炎症の火種を鎮める漢方薬を選びます。

2. 脂肪の代謝を促進

→ 血中脂質や肝内脂肪の分解を助ける処方で、肝臓の「脂の滞り」を解消します。

3. ホルモンバランスの調整(特に女性)

→ 女性に多い更年期前後のホルモン変動による脂肪代謝の乱れを整えます。

進行したNASHで腹水などの合併症が出ている場合でも、
漢方薬による水分代謝改善や肝の柔軟性回復に効果が期待されます。


💬 あなたに合う漢方薬を知るには?

漢方薬は体質や症状に合わせて初めて効果を発揮するものです。
「NASHだからこの薬」と一律には言えません。

体質や検査値、食生活、疲労感や気分の傾向などを丁寧に把握したうえで、
オーダーメイドで処方されることが重要です。


🏠 オンライン漢方相談のご案内

西漢方薬店では、非アルコール性脂肪肝炎に関するご相談をオンラインでも承っております。

▼WEB問診票はこちら
https://nishi-kanpou.com/monshin
※住所の詳細入力は不要です。お気軽にご相談ください🙇‍♂️

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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