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漢方偉人伝 孟詵(もうせん)
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「漢方偉人伝 孟詵(もうせん)」を公開しました!
健康長寿の知恵を食卓に
— 唐代の名医・孟詵が伝えた「食べる養生」の力
現代の私たちにとって「健康的な食生活」は当たり前の目標ですが、
その根本となる知恵は1300年以上も前にすでにまとめられていました。
その立役者こそ、唐代の偉大な医学者孟詵(もう・せん)です。

優れた医術と波乱の人生を歩んだ名医
孟詵は孟子の31代目の子孫とされ、唐代の涼州に生まれました。
若くして科挙に合格し、尚薬奉御(宮廷の薬の責任者)に任じられましたが、
武則天の怒りを買って左遷されるなど、波乱の人生を送りました。
その後、礼部大臣や王族の教育係、通州太守などを歴任し、
晩年には宜陽山に隠棲しながら薬草と食療の研究に没頭します。
世界最古の栄養書『食療本草』
孟詵の代表的著作『食療本草』は、
現存する世界最古の栄養学に関する専門書とされており、
食材が持つ薬効と日常生活への応用を体系的に解説しています。
彼は、鶏・アヒル・魚・野菜・果物など身近な食材を対象に、
それぞれが人体に及ぼす影響や体質に応じた使い方を記述しました。
養生とは「良い言葉」と「良い薬」から
孟詵は「良い言葉を口にし、良い薬を手に持つ」という養生哲学を大切にしていました。
それは単なる健康法ではなく、心と言葉、そして食のバランスを整える生き方です。
その実践の結果、孟詵は93歳まで長寿をまっとうしたと伝えられています。
彼の生き方そのものが、食養生の信頼性を証明しています。
現代に生きる孟詵の知恵
孟詵が遺した「食べる養生」の考え方は、
現代の栄養学や生活習慣病の予防に通じる普遍的な健康の知恵です。
私たちの健康は、毎日の食卓に大きく左右されます。
どんなにすばらしい薬でも、日々の食事が乱れていては効果も半減してしまいます。
食事と漢方の合わせ技で、体質改善を
西漢方薬店では、食事療法と漢方の知恵を組み合わせた体質改善をご提案しています。
まずはご自身の症状と体質を正しく知ることが、改善の第一歩です。
🌿 オンラインでの漢方相談を受け付けております
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、ぜひご相談ください。
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この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。