お知らせ
機能性ディスペプシアの漢方治療
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「機能性ディスペプシアの漢方治療」を公開しました!
検査では異常なし?
慢性的な胃の不調は「機能性ディスペプシア」かもしれません
胃の不調が続くのに、検査では「異常なし」と言われた方へ
最近、「胃の不快感が続くのに病院では異常なし」と診断される方が増えています。
その多くは、「機能性ディスペプシア(FD)」と呼ばれる病気の可能性があります。

機能性ディスペプシアとは?
機能性ディスペプシアとは、胃や腸に明らかな器質的な異常(潰瘍など)がないにもかかわらず、
次のような慢性的な症状が現れる病気です。
- 食後の胃もたれや腹部膨満感
- 胃痛、みぞおちの灼熱感
- 吐き気、ゲップ、食欲不振

この症状は大きく次の2つのタイプに分類されます:
▶ 食後愁訴症候群(PDS)
食後の膨満感や早期飽満感など、胃の消化機能の低下が主体
▶ 心窩部痛症候群(EPS)
みぞおちの痛みや灼熱感など、胃酸の逆流や神経過敏が主体
原因は「ストレス」や「自律神経の乱れ」
機能性ディスペプシアの主な原因は以下のような機能的な問題とされています:
- 慢性的なストレス
- 自律神経のバランスの乱れ
- 睡眠不足や不規則な生活
- 冷たい飲食物や過食などの食習慣の乱れ
特に現代人は、心と体のストレスが胃腸に出やすい傾向にあります。


漢方治療によるアプローチ
西洋薬では「胃薬」や「精神安定剤」が処方されることが多い一方、
漢方医学では根本的な体質改善を目指した治療を行います。
主な処方の考え方:
- ストレス性のタイプ: 自律神経を整える漢方薬
- 食習慣・疲労性のタイプ: 胃気を高め、消化機能を整える漢方薬
- 冷えや気虚を伴うタイプ: 胃腸を温める補中益気薬など
患者さんの「体質」や「症状の組み合わせ」に応じて、柔軟に処方を変えていくことが特徴です。

あなたに合った漢方薬を見つけましょう
機能性ディスペプシアは、検査ではわからない不調の代表格です。
だからこそ、体の声を丁寧に聞く東洋医学の知恵が生きてきます。
🌿 西漢方薬店では、オンラインでの漢方相談をおこなっております。
「検査では異常なし」と言われても、症状がつらい方はぜひ一度ご相談ください。
📄 WEB問診票はこちら
https://nishi-kanpou.com/monshin
(ご住所の詳細はまだ不要です。お気軽にご記入ください)

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。