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漢方偉人伝 鑑真(がんじん)
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「漢方偉人伝 鑑真(がんじん)」を公開しました!
鑑真がもたらした漢方の知恵
1300年前の渡来僧が日本の医療の礎を築いた
漢方医学の源流が日本に伝わった歴史的背景
1300年前、薬の歴史に新たなページが刻まれました。
その立役者は、中国・唐代の高僧であり、医師でもあった**鑑真(がんじん)**です。
鑑真は、日本への渡航に5度失敗しながらも、仏教の戒律とともに、
漢方薬や医学書を携え、ついに753年、失明した状態で来日を果たしました。

日本に根づいた「漢方」と「仏教」の融合
当時の日本では、仏教制度の改革が急務とされていましたが、
同時に医療制度の基盤整備も進められていた時代です。
鑑真は戒律を伝えるだけでなく、漢方の知識と36種の生薬をもたらし、
これが現代の日本漢方薬の礎となったことが、岡山大学の研究で明らかになりました。
揚州の薬材文化と鑑真の修行
鑑真が育った**揚州(ようしゅう)は、当時から薬材の集積地であり、
14歳で僧となった彼は、そこで薬を見分ける「五感の技術」**を身につけ、
実践的な医学知識を深めていきました。
その経験が、日本に持ち込まれた医学と薬学の基礎となり、
今でもその系譜は臨床現場に活き続けています。
現代の日本における“漢方と西洋医学の共存”
日本は世界的に見ても珍しい、西洋医学と漢方医学が共存する国です。
風邪薬や婦人薬、胃腸薬など、私たちが日常的に使う薬の中にも、
漢方の知恵が生き続けているのです。
自分の体に合った漢方薬を選ぶには?
漢方薬は、体質に合って初めて効果を発揮します。
1300年前に鑑真がもたらした叡智の延長線上に、今の漢方相談があります。
🌿 西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、漢方の専門家にご相談ください。
📄 WEB問診票はこちら
https://nishi-kanpou.com/monshin
(ご住所の詳細はまだ不要です。お気軽にご記入ください)

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


