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尋常性乾癬の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「尋常性乾癬の漢方治療」を公開しました!

漢方でアプローチする尋常性乾癬――皮膚の悩みに東洋医学の光


日本で10万人以上が苦しむ「尋常性乾癬」とは?

**尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)は、頭皮の髪の生え際や肘、膝などに赤く盛り上がった発疹ができ、
その上に
フケのような白い鱗屑(りんせつ)**が付着する皮膚疾患です。
男性に多く見られ(男女比2:1)半数以上の患者が強いかゆみを伴うことが知られています。


原因は「食生活」と「環境変化」にあった

この病気の背景には、次のような現代的な生活習慣が関係しています:

  • 脂っこい食事(欧米化による高脂肪食)
  • 白砂糖や小麦粉の過剰摂取
  • 強いストレスや季節の変化
  • 生活リズムの乱れや睡眠不足

これらの要因が免疫の過剰反応や代謝の乱れを引き起こし、症状が慢性化すると言われています。


漢方治療が着目する「3つの根本原因」

漢方では、尋常性乾癬を以下の3つの視点で捉えます:

  1. 解毒能力の低下(肝・腎の負担)
  2. 体内にこもった“熱”や炎症(湿熱)
  3. 血流の滞り(瘀血)と皮膚栄養の不足

これらに対し、個人の体質に合わせて複数の漢方薬を組み合わせて処方するのが特徴です。


実際の治療では、どう進める?

治療の初期段階では:

  • 清熱解毒作用のある漢方薬で体内の熱を鎮め
  • 血行促進作用のある処方で皮膚の再生力を高めていきます

継続的な治療により、鱗屑の量が減り、赤みやかゆみが落ち着くといった変化が見られるケースが多数報告されています。


改善には半年~1年。再発予防も視野に

体質や症状の重さによって異なりますが、半年から1年の服用で落ち着くケースが多く、
再発防止のための養生法(食事・睡眠・ストレス管理)もあわせて指導されます。


尋常性乾癬にお悩みの方へ

漢方薬は体質に合ってこそ効果を発揮します。
市販薬で改善が見られない方、ステロイドの副作用が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

👉 西漢方薬店ではオンライン相談も承っております。
ご自身に合った漢方薬を、専門家が丁寧にご提案いたします。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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