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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の漢方治療」を公開しました!

若い女性の20人に1人──増加する多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と漢方治療の可能性


PCOSとは?排卵が止まる深刻な婦人科疾患

現代の日本において、20人に1人の若い女性が悩んでいるとされる病気──
それが**多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)**です。

この疾患は、卵胞が途中で成長を止めてしまい、排卵が起こりにくくなるのが特徴です。
主な症状には以下のようなものがあります:

  • 生理周期が35日以上と長くなる
  • 男性ホルモンの値が高くなる
  • 超音波検査で小さな卵胞が多数見られる(10mm前後)

このような症状は、自然妊娠を難しくさせる要因となり、将来の妊娠希望者にとって深刻な問題です。


原因は?ストレスや生活習慣の影響も

PCOSの発症には、明確な原因が一つに定まっているわけではありませんが、
以下のような現代的な生活要因との関連が指摘されています:

  • 慢性的なストレス
  • 食生活の乱れ
  • 睡眠不足
  • ホルモンバランスの乱れ

特に現代女性に増えている「隠れ冷え性」や「疲労の蓄積」も、ホルモン環境に影響を及ぼしていると考えられています。


漢方治療で自然な排卵をサポート

PCOSの治療には、漢方薬の併用が非常に有効なケースがあります。
漢方では、次のようなアプローチで体のバランスを整えていきます:

  • 卵巣の働きを整える:血流促進やホルモンバランスを調える処方
  • ホルモン分泌の調整:肝や腎の機能を整える処方
  • 体質改善:冷えやストレスに対応する処方

また、漢方薬は西洋医学的治療(ホルモン療法や排卵誘発剤など)と併用することが可能で、
相乗効果によって妊娠の可能性が高まるという報告も多数あります。


生活習慣の見直しも併せて

PCOSの改善には、漢方薬だけでなく生活習慣の見直しも重要なカギとなります。
バランスの良い食事、適度な運動、ストレス管理を心がけることで、
より効果的に体質の改善が期待できます。


👉 西漢方薬店では、PCOSにお悩みの方へオンライン相談を承っております。
あなたの体質と症状にぴったり合った処方をご提案いたします。
漢方の力で、自然なリズムを取り戻す第一歩を。
どうぞお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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