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流産(習慣性流産・不育症)の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「流産(習慣性流産・不育症)の漢方治療」を公開しました!

流産のリスクと漢方治療の可能性──妊娠を守るためにできること


流産は誰にでも起こりうる現象

妊娠した女性の約15%、つまり7人に1人が流産を経験するといわれています。
特に30代後半以降では20〜40%にまでリスクが上昇し、
3回以上連続して流産する「習慣性流産」や、2回連続の「反復流産」を含む不育症
は、
その後の妊娠にも大きく影響する重大な問題です。


不育症の主な原因と対策

不育症の原因は多岐にわたります:

  • 染色体異常
  • 子宮形態異常(子宮奇形など)
  • ホルモンバランスの乱れ(黄体機能不全など)
  • 自己免疫疾患

中でも抗リン脂質抗体症候群などの自己免疫性疾患では、
母体の免疫が胎児を異物と判断して攻撃し、胎盤の血流を阻害。
結果として胎児に酸素が届かず流産につながる可能性があります。


ストレスと低体温──見逃されがちな流産リスク

ストレスはホルモン分泌の乱れ血流の悪化を引き起こし、
流産リスクを高めます。特に冷えや低体温症は子宮の血流を阻害し、
胎児の成長を妨げる要因になります。

また、妊娠初期の流産は子宮筋の収縮が、
後期の流産では自己免疫異常が関連していることが多く、
それぞれに適した対応が求められます。


漢方による流産予防の可能性

東洋医学では、流産のリスクに対して体質と時期に応じた漢方治療を行います。

主なアプローチ:

  • 子宮の筋肉を緩める漢方薬(妊娠初期の張りに対応)
  • 免疫反応を調整する漢方薬(自己免疫異常の可能性に対応)
  • 血流を改善する漢方薬(胎盤の循環不全に対応)

これらは一律ではなく、個々の体質や症状の背景を見極めた上で処方されます。


継続的な検査と体調管理が重要

流産予防においては、定期的な検査医師との連携が欠かせません。
特に出血などの症状があった場合は、早期に適切な処置を行うことで予防の可能性が高まります

また、漢方薬によるサポートは、体調の維持や根本的な体質改善にもつながるため、
長期的な妊娠維持を支える選択肢として注目されています。


ご相談は専門家へ

漢方薬は体質に合ってこそ効果を発揮します。
妊娠中や妊活中の体調管理には、慎重なアプローチが必要です。

西漢方薬店ではオンライン漢方相談を行っております。
不育症や流産に不安をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの体質と症状に合わせた、最適な漢方薬をご提案いたします。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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