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月経前症候群(PMS)の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「月経前症候群(PMS)の漢方治療」を公開しました!

月に一度、心も体もつらい…PMS(月経前症候群)と漢方治療の可能性


PMSとは?20~30代女性に多い「心と体の不調」

生理が始まる3~10日前から、毎月のように繰り返される心身の不調──
それが**PMS(月経前症候群)**です。

20代~30代の女性に特に多く見られ、
イライラ、腹痛、頭痛、無気力など、症状は多岐にわたります。
日常生活に支障をきたすことも少なくありません。


ホルモンバランスの変化が主な原因

PMSの大きな要因は、女性ホルモンの急激な変動にあります。

  • 生理前にプロゲステロン(黄体ホルモン)が増加
  • 同時にエストロゲン(卵胞ホルモン)が減少

このホルモンバランスの変化に、ストレス食生活の乱れが加わると、
症状がさらに重くなることがあります。

プロゲステロンは基礎体温を上げ、食欲や眠気を強める一方、
エストロゲンは自律神経の調整や血流促進に関与しており、
その減少が心身の不調を引き起こします。


PMSの代表的な症状

  • 身体的症状:腹痛、頭痛、むくみ、乳房の張り、便秘など
  • 精神的症状:イライラ、抑うつ、不安感、集中力の低下、眠気、無気力など

漢方でPMSにアプローチする

漢方医学では、PMSを気血の滞り(気滞・瘀血)や肝の失調と捉え、
以下のような視点から治療を行います。

  • ホルモンバランスを整える処方
  • ストレスを軽減する処方
  • 血流を改善する処方

また、体質や症状の出方に応じた漢方薬の選択が重要です。
生活習慣の見直しとあわせることで、根本的な改善が期待できます。


漢方相談で自分に合ったケアを見つけましょう

PMSの症状は千差万別。
だからこそ、体質に合わせたオーダーメイドの漢方薬が効果を発揮します。


漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、
ぜひ漢方の専門家にご相談ください。

西漢方薬店では、オンラインでの漢方相談も承っております。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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