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前庭神経炎の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「前庭神経炎の漢方治療」を公開しました!

前庭神経炎とは?突然の激しいめまいに要注意


救急搬送されるほどの回転性めまい──前庭神経炎の正体

ある日突然、世界がぐるぐる回るような強烈な回転性のめまいに襲われる――
それが 前庭神経炎(ぜんていしんけいえん) です。

この病気は、内耳から脳へ平衡感覚を伝える前庭神経に炎症が起こることで発症します。
主に 風邪やウイルス感染の後 に突然症状が現れるケースが多く、
年間を通して誰にでも起こり得る疾患です。


前庭神経炎の主な症状とは?

  • 激しい 回転性のめまい
  • 吐き気・嘔吐
  • 安静にしていても改善せず、動くと悪化
  • 長時間持続(数時間〜1日以上)
  • 難聴や耳鳴りは伴わない

一見、メニエール病とも似ていますが、
メニエール病は耳鳴りや難聴が併発するのに対し、
前庭神経炎では 聴覚症状が出ない のが大きな違いです。


完治しても後遺症が残る?慢性化のリスク

前庭神経炎の厄介な点は、発作が治まった後も「ふらつき」や「軽いめまい」が長く残ることです。
特に、症状が強かった方や体力の落ちている方では、
数ヶ月〜半年以上後遺症に悩まされることも珍しくありません。

また、西洋医学では根本的な治療薬が存在せず、
抗めまい薬やステロイドで対症療法を行うのが一般的です。


前庭神経炎に漢方という選択肢

東洋医学では、このような症状の背景に 「水滞(すいたい)」 の存在を見出します。
これは体内の水分循環が滞り、耳の奥に余分な水が溜まってめまいを引き起こす状態を指します。

漢方治療では:

  • 水滞を改善する漢方薬
  • 気の巡りや自律神経を整える処方
  • 後遺症に対する補気・補血の対応

といったアプローチで、体質からの改善を図っていきます。

実際に、数週間〜数ヶ月の服用で改善したケースも多く、
西洋医学では改善しなかった後遺症が楽になったという報告もあります。


再発や慢性化を防ぐには

再発を防ぐためには、根本的な体質改善ストレス管理が不可欠です。
前庭神経炎の発症背景には、過労・冷え・自律神経の乱れが関わっていることも多いため、
生活習慣の見直しや漢方による継続的なサポートが有効です。


お悩みの方は、体質に合った漢方相談を

漢方薬は 個人の体質や症状に合わせて調整されるため、
専門家によるカウンセリングを通じて適切な処方を受けることが大切です。


西漢方薬店では、オンラインでの漢方相談を行っております。
前庭神経炎の後遺症にお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください。

あなたの体に合った漢方で、根本からの改善を一緒に目指していきましょう。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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