お知らせ
クローン病の漢方治療
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「クローン病の漢方治療」を公開しました!
クローン病と漢方治療 ― 体質から整える新しいアプローチ
クローン病とは?若年層に多い炎症性腸疾患
クローン病は、10代から20代の男性に多く発症し、年々患者数が増加している深刻な炎症性疾患です。
特徴は、口から肛門まで消化管全体に慢性的な炎症が起こること。
主な症状は以下の通りです。
- 繰り返す腹痛
- 下痢や血便
- 慢性的な体重減少
- 貧血や強い倦怠感
さらに、皮膚・目・口内にも炎症が広がるケースがあり、生活の質を大きく低下させる難治性疾患として知られています。

西洋医学での治療とその課題
現代医学では、炎症を抑えるために
- ステロイド
- 免疫抑制剤
が用いられます。
しかし、これらは副作用が強く、感染症リスクを高めるという課題があり、長期的な使用には注意が必要です。

漢方医学から見たクローン病の原因
漢方ではクローン病を、以下の三つの観点から捉えます。
- 自己免疫の過剰反応
- 細菌やウイルス感染
- 慢性的なストレスによる自律神経の乱れ
それぞれの原因に応じて、
- 免疫機能を整える漢方薬
- 細菌やウイルスを除去する漢方薬
- 自律神経や血流を整える漢方薬
を組み合わせてオーダーメイドで処方します。

漢方治療のメリット
漢方薬は西洋薬と異なり、自己免疫を直接抑制しないため、
- 感染症リスクを高めにくい
- 長期服用が比較的安心
- 体質改善を通じて再発予防が期待できる
といった利点があります。
まとめ ― あなたに合った体質改善を
クローン病は再発を繰り返す難治性疾患ですが、体質に合わせた漢方治療により症状の改善を実感する患者さんも増えています。
漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
「自分の症状にはどの漢方薬が合うのか?」と悩まれている方は、ぜひ一度専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


