お知らせ
バセドウ病の漢方治療
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「バセドウ病の漢方治療」を公開しました!
バセドウ病と漢方治療 ― 女性に多い自己免疫疾患への新たなアプローチ
バセドウ病とは
甲状腺が過剰に働き、全身にさまざまな症状を引き起こす自己免疫疾患です。特に女性に多く見られます。
主な症状は以下の通りです:
- 手の震え
- 動悸
- 大量の発汗
- 眼球突出
これらは日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

西洋医学での治療
甲状腺ホルモンの分泌を抑える薬物治療が基本ですが、
- 長期服用による腎臓・肺機能障害リスク
- 妊娠中の服用制限
といった課題があります。

漢方医学での考え方
漢方ではバセドウ病の原因を 自己免疫の過剰反応とホルモン分泌の乱れ と捉えます。
治療のポイント
- 免疫機能を整える漢方薬
- ホルモン分泌を調整する漢方薬
- 甲状腺腫や眼球突出がある場合 → 腫れを鎮める漢方薬
- 妊娠を希望する方 → 流産リスクを下げる安胎薬
さらに、身体症状(震え・動悸など)だけでなく、イライラ・不安などの精神症状にも同時に対応できる点が特徴です。

漢方治療のメリット
- 西洋薬との併用も可能(時間をずらして服用)
- 個々の体質に合わせたオーダーメイド治療
- 身体と心の両面からのアプローチ
まとめ
バセドウ病は、西洋薬だけでは対応が難しい症状や副作用のリスクもあります。
漢方治療を取り入れることで、体質改善と症状の安定化が期待できます。
👉 漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、ぜひ漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


