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お知らせ

IgA腎症の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「IgA腎症の漢方治療」を公開しました!

IgA腎症と漢方治療 ― 若年層にも多い慢性腎炎への新たなアプローチ

IgA腎症は、日本で最も多い腎臓病のひとつです。
風邪や扁桃腺炎をきっかけに免疫グロブリンA(IgA)が異常に産生され、腎臓の糸球体に沈着して慢性炎症を引き起こします。


IgA腎症とは?

  • 比較的若い世代に多く発症
  • 腎臓のろ過装置「糸球体」の血管が障害される
  • 初期症状はほとんどなく、進行すると
    • 血尿
    • タンパク尿
    • 浮腫み(むくみ)
    • 腎機能低下
      へとつながり、最終的には透析が必要となるケースもあります。

漢方からのアプローチ

西漢方薬店では、IgA腎症を 免疫の異常 × 腎臓の炎症 の両面からとらえます。

基本方針

  • 免疫を調整する漢方薬
  • 腎臓の炎症を抑える漢方薬

症状別の使い分け

  • 血尿が目立つ場合:血管の炎症を改善する漢方薬
  • 浮腫みが強い場合:利水・利尿作用のある漢方薬

西洋医学との併用も可能

現代医学的治療(RA系阻害薬、ステロイド、免疫抑制剤)と漢方薬を併用することで、
体質改善を進めながら副作用リスクを抑えた治療が期待できます。


まとめ

IgA腎症は自覚症状が乏しいため、早期発見と継続的な治療が大切です。
漢方薬による根本的な体質改善は、透析の回避や症状改善につながる可能性があります。

👉 漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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