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漢方偉人伝 馬蒔(ばじ)
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「漢方偉人伝 馬蒔(ばじ)」を公開しました!
中国医学史に残る偉業 ― 馬蒔と「黄帝内経」の完全注釈
中国古典医学の最高峰とされる 「黄帝内経」。
この偉大な古典を史上初めて完全に注釈した人物が、明代に活躍した 馬蒔(ばし) です。

馬蒔という人物
- 字:仲化
- 号:元台、玄台
- 出身:浙江省紹興
太医院に勤める傍ら、医学古典の研究に情熱を注ぎました。
「素問」と「霊枢」への挑戦
馬蒔は、黄帝内経を構成する二大部分である 「素問」 と 「霊枢」 の再編と注釈を行いました。
特に注目すべきは 「霊枢」 で、古来より完全な注釈が存在していなかったため、彼の試みは画期的なものでした。
- 「黄帝内経素問注証発微」(九巻)
- 「黄帝内経霊枢注証発微」(九巻)
この二つの大作によって、後世の医学者たちは古典をより深く理解できるようになったのです。
中国医学史への貢献
馬蒔の功績は、単なる注釈を超えて 中医学の基礎理論を整理・体系化 した点にあります。
現代中医学の基礎知識の多くは、彼の注釈を通じて明確化されたとも言えます。
そのため馬蒔は、 「古典医学の架け橋を築いた人物」 として歴史に名を残しています。
西漢方薬店からのご案内
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この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
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