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お知らせ

眼疾患の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「眼疾患の漢方治療」を公開しました!

西漢方薬店の独自アプローチ ― 眼疾患を「血・水・筋肉」でとらえる

眼は「血管」「体液」「筋肉」が複雑に関わる繊細な臓器です。
西漢方薬店では、眼の不調を 「血・水・筋肉」 という三つの要素から捉える独自の治療方針を提唱しています。

1. 血 ― 血流の改善

眼には多数の血管が集中しており、血流が滞ると視力低下や眼精疲労の原因になります。
漢方薬で血の巡りを整えることで、緑内障や網膜疾患などの進行を抑える可能性があります。

2. 水 ― 房水の流れ

角膜や水晶体に栄養や酸素を運ぶのは「房水」という体液です。
房水の循環が乱れると眼圧が上昇し、緑内障のリスクが高まります。
水の流れを整える漢方薬により、目の潤いや透明性を維持することを目指します。

3. 筋肉 ― 緊張の緩和

眼球を支える筋肉は、ストレスや酷使でコリや緊張を起こしやすい部位です。
東洋医学では「肝は筋を司る」とされ、ストレスや疲労が肝に蓄積すると筋肉の動きが悪化し、眼精疲労や視覚異常に直結します。
自律神経を整える処方で、筋肉の緊張を和らげます。

西洋医学との違い

西洋薬が「進行抑制」を目的とするのに対し、漢方薬は 血・水・筋肉を総合的に整えて改善を図る 点が大きな特徴です。
症状の進行に気づきにくい眼疾患だからこそ、体質や原因に合わせたアプローチが重要となります。

まとめ

  • 血流改善で「眼に栄養を届ける」
  • 房水循環を整え「眼圧を調整する」
  • 筋肉の緊張を和らげ「眼精疲労を防ぐ」

現代のストレス社会において、眼の健康は全身の健康管理の一部。
西洋医学と東洋医学を組み合わせた総合的な治療が、眼疾患改善の新たな可能性を広げています。


西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談を行っております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、ぜひ専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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