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漢方偉人伝 羅周彦(らしゅうげん)
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江戸時代に伝わった中国医学の知識 ― 『医宗粋言』の歴史的役割
江戸時代、日本では中国の医学知識が盛んに導入されていました。
その中で大きな役割を果たしたのが、明代の医師・羅周彦が編纂した 『医宗粋言』 です。

『医宗粋言』とは
- 全14巻にわたる大部の医学書
- 中国医学の理論や治療法を体系的に整理
- 明代までに積み重ねられた古典的知識を集約
羅周彦の生涯には不明な点も多いですが、この著作は東アジア全体に大きな影響を与えました。
日本での刊行
- 天和3年(1683年)、日本でも刊行
- 江戸時代の医師たちにとって中国医学を学ぶための重要資料となる
- 日本独自の漢方医学発展に寄与
現在の評価
- 京都大学附属図書館・富士川文庫に所蔵
- 医学史研究における貴重な一次資料
- 日中医学交流を物語る文化遺産として高く評価
現代に活かされる古典の知恵
『医宗粋言』のような古典医学書は、単なる歴史資料にとどまらず、
現代の漢方医学における診断・治療の基礎を理解する上でも重要な手がかりを与えてくれます。
西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
ご自身の体質に合った漢方薬を見つけたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


