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お知らせ

婦人科疾患の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「婦人科疾患の漢方治療」を公開しました!

婦人科疾患と血流の関係 ― 漢方が考える2つのタイプ

現代女性の多くが悩まされている 子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫 などの婦人科疾患。
実はその根本的な原因の一つは 血流の異常 にあります。
漢方では、これらの疾患を大きく二つのタイプに分けて捉えます。

1. 瘀血(おけつ)タイプ

  • 血流が滞り、体内に血の固まりがたまった状態。
  • 子宮筋腫はこの瘀血が長年積み重なった結果と考えられます。
  • 特徴:下腹部の張り、経血量が多い、経血に塊が混じる、顔色がくすむ。

2. 血虚(けっきょ)タイプ

  • 血液が不足し、冷えや代謝の低下を伴う状態。
  • 子宮内膜症は血虚タイプの典型例で、冷えが症状を悪化させます。
  • 特徴:疲れやすい、めまい、冷え性、経血量が少ない。

婦人科疾患が増えている背景

  • 欧米型の食生活(脂質や糖質の過剰摂取)で血液がドロドロに
  • 精神的ストレスによるホルモンバランスの乱れ
  • 運動不足による下半身の血流低下

漢方でのアプローチ

漢方治療では 気・血・水のバランス を整えることを重視します。

  • 血流を改善する漢方薬
  • 自律神経を整える漢方薬
  • 冷えや疲れを改善する漢方薬

体質や症状に合わせてこれらを組み合わせ、根本から改善を目指します。

日常生活でできる工夫

  • 下半身を意識したウォーキング
  • 甘いもの・脂っこいものを控える
  • 入浴で体を温め、冷えを改善

まとめ

婦人科疾患は「病名」ではなく、体質や血流の異常に注目することが改善への第一歩です。
漢方薬は体質に合わせた処方でこそ効果を発揮します。


西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
ご自身の体質に合った漢方薬を見つけたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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