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適応障害の漢方症例
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「適応障害の漢方症例」を公開しました!
【症例紹介】44歳男性・適応障害に伴う不安感と胸部圧迫感が改善したケース
今回は、44歳男性の適応障害に対する漢方治療の実例をご紹介します。
症例の概要
この男性は 仕事中に強い不安感と胸部圧迫感 に悩まされ、精神科で適応障害と診断されました。
精神科での治療と並行して、西漢方薬店にて 自律神経を整える漢方薬 と 体質改善の漢方薬 の2種類を併用開始しました。

治療経過
- 1か月目:大きな変化は見られず。
- 2か月目:不安感が明らかに落ち着き始める。
- 3か月目:職場復帰が可能となり、実際に仕事に復帰。
- 6か月後:忙しい業務にも耐えられるようになり、精神科の薬も半分に減薬。
患者さん自身も「動悸の回数が減り、夜も眠れるようになった」と改善を実感されました。

改善のポイント
症状が出始めたのは 秋。
東洋医学では秋は「肺」が影響を受けやすく、気の巡りが悪くなる季節とされています。
そのため、自律神経を安定させる処方に加えて、 気の巡りを改善する体質改善の漢方薬 を組み合わせたことが、症状改善につながりました。

まとめ
この症例は、西洋医学と東洋医学を併用することで、薬を減らしつつ安定した体調を取り戻せた事例です。
個人の体質に合わせた漢方治療の重要性がよく分かるケースといえるでしょう。
西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、ぜひ専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


