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イボ痔の漢方症例
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「イボ痔の漢方症例」を公開しました!
年末年始後の激しいいぼ痔が、わずか7日で改善した39歳女性の症例
座ることもできないほどの激痛
39歳の女性は、年末年始の疲労や食生活の乱れをきっかけに、激しい痛みと腫れを伴ういぼ痔の症状に悩まされていました。
座ることさえできず、「破裂してしまうのでは」と不安を感じるほどの状態でした。
もともと妊娠時から痔の経験がありましたが、今回は過去にないほどの痛みと大きさだったといいます。
病院での治療にも抵抗があり、藁にもすがる思いで西漢方薬店のオンライン漢方相談を受けられました。

血流と便通を整える漢方処方
初回の相談では、症状の原因を「血流の滞り(瘀血)」と「便通の不調」にあると判断しました。
そこで、血の流れを良くしてうっ血を取り除き、腫れを抑えるとともに、排便をスムーズにして痛みを軽減する漢方薬を14日分処方しました。
この処方には、次のような作用が期待されます:
- 血流を改善して腫れや炎症を鎮める
- 便通を整えて排便時の圧迫を和らげる
- 筋肉の緊張を高め、痔核の脱出を防ぐ
体の内側から「血」と「便通」の両面を整えることで、自然な回復力を引き出すことを目指しました。

7日で訪れた驚きの変化
服用開始からわずか7日後、患者さんから「痛みが完全になくなりました」との報告が届きました。
痔は目に見えて小さくなり、座ることもできるようになったとのこと。
その後、便通が良くなりすぎて一時的に下痢症状が出たため、服用を数日中断しながら様子を見ました。
わずか1週間で症状が劇的に改善したこの結果は、体質と処方の適合が非常に良かったことを示しています。

体質に合わせた調整が効果の鍵
この症例のように、漢方薬は体質や反応に合わせて量や種類を細かく調整できるのが特徴です。
効果が強く出すぎる場合は、分量を減らして「ちょうどよいバランス」に整えることで、安全に続けられます。
痔の症状は恥ずかしくて相談しづらいと感じる方も多いですが、体の内側から原因を整える漢方治療は、根本的な改善を目指す有効な選択肢のひとつです。
西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


