お知らせ
眼精疲労・月経不順・自律神経失調症の漢方症例
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「眼精疲労・月経不順・自律神経失調症の漢方症例」を公開しました!
原因不明の不調が3年越しで改善した38歳女性の症例
病院では「異常なし」とされた3年以上の不調
38歳の女性は、眼精疲労、月経不順、自律神経失調症といった複数の症状に3年以上も悩まされていました。
「疲れやすく元気が出ない」「腹部の調子が悪い」「首から上が常に重だるい」といった状態が続き、
日常生活に支障をきたすほどだったといいます。
特に問題だったのは、パソコンを使わなくても起こる眼精疲労でした。
一般的な検査では異常が見つからず、原因がわからないまま不調を抱えて過ごしていました。

自律神経を整える漢方処方
初回の漢方相談では、心身のバランスを崩している「自律神経の乱れ」に着目しました。
体の疲労と精神的な不安定さが互いに悪循環を起こしていると判断し、
自律神経失調症に対応する体質改善の漢方薬を処方しました。
この処方には、
- 精神的な緊張をゆるめてリラックスを促す作用
- 体のエネルギー循環(気血)を整える作用
- 月経周期の乱れを改善する作用
があり、全身の調和を取り戻すことを目的としました。

服用から2週間で体調の変化を実感
服用開始から2週間で、患者さんは「なんとなく体が軽くなってきた」と感じ始めました。
興味深いことに、体調が良くなるにつれて「漢方薬が苦く感じるようになった」と報告されています。
これは、体の状態が整ってくると味覚の感受性が戻るために起こる変化と考えられます。
1ヶ月目にはイライラが明らかに減少し、精神的にも落ち着きを取り戻しました。
改善とともに現れた一時的な波
治療の過程では、一時的に疲れや不安が強まる時期もありましたが、
医師の指導のもとで服用を継続した結果、体のバランスが少しずつ整っていきました。
2ヶ月半後には腹部の不調が完全に解消し、消化も安定。
さらに眼精疲労に対しては、必要時に服用できる頓服の漢方薬も追加されました。

穏やかな心と健やかな体を取り戻す
服用から3ヶ月半後、患者さんは「イライラや気分の波が大きく減った」と報告。
肩こりも軽くなり、寝込むほどの眼精疲労も起こらなくなりました。
体調が安定したことで、気分も明るく前向きになり、生活の質が大きく向上しました。
東洋医学が導く“原因の見えない不調”への解決
この症例は、現代医学では「異常なし」とされる体調不良でも、
東洋医学的な視点から体質の乱れを見極めることで、根本的な改善が可能であることを示しています。
漢方は単に症状を抑えるのではなく、身体全体の調和を取り戻す治療です。
体質に合った漢方薬を継続的に服用することで、心と体のバランスが回復し、自然な回復力が引き出されます。

西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


