お知らせ
のぼせ・微熱・頭痛の漢方症例
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「のぼせ・微熱・頭痛の漢方症例」を公開しました!
原因不明の微熱・のぼせ・頭痛が漢方で劇的改善
63歳女性の半年間の不調が回復した症例
はじめに
病院で検査を受けても「異常なし」。
しかし、日々の生活はつらい症状に悩まされ続ける——。
今回ご紹介する63歳女性の症例は、まさにその典型でした。
半年以上続く微熱、のぼせ、頭頂部の頭痛。
複数の医療機関を回っても改善せず、不安な日々を送っていました。
そんな状況から、漢方治療でどのように改善していったのかを詳しくご紹介します。

半年間続いた原因不明の不調
この女性を苦しめていた症状は次の通りです。
- 昼から夕方にかけて現れる 微熱
- 上半身がほてるような のぼせ
- 頭のてっぺんがズキズキする 頭頂部痛
これらの症状は仕事にも影響し、日常生活の質を大きく下げていました。
複数の病院で
「検査結果はすべて異常なし」
と言われ続け、原因がわからないまま半年が経過したのです。
市販の漢方薬を試すも効果はなく、最後の望みとして西漢方薬店に相談されました。

漢方的診断で見えた原因
体質や症状の出方を詳しく伺い、
身体にこもった熱を冷まし、血の巡りを良くする漢方薬
を処方しました。
西洋医学で異常が見つからない場合でも、
漢方では「熱」「血流」「体質の偏り」といった観点から病態を明確に捉えることができます。

改善の経過
改善の流れは非常に段階的で、体質改善治療の典型例ともいえる経過でした。
●1ヶ月目
- 大きな症状改善はなし
- しかし 身体がよく動く ようになり、基礎体力の回復が見られる
●2ヶ月目
- 仕事後の微熱感・のぼせ感が軽減
- 症状の波が落ち着き始める
●3ヶ月目
- 微熱が明らかに改善
- 頭頂部の頭痛が和らぐ
●4ヶ月目
- 不快な症状が全体的に大幅軽減
- 仕事後もほとんど気にならないレベルに
●5ヶ月目
- 症状安定により、漢方薬を 7割量まで減薬
- 減量しても体調は良好
患者さんは「ようやく不安から解放された」と話し、
快適な日常生活を取り戻されています。

なぜ原因不明の症状が漢方で改善できるのか
西洋医学では、数値に異常がなければ「問題なし」とされることも多いですが、
漢方では 症状の出方・時間帯・体質・生活背景 などから細かく病態を分析します。
そのため、
- 微熱
- のぼせ
- 頭痛
- 倦怠感
- 不眠
- 自律神経の乱れ
といった「検査結果に出にくい不調」は、
漢方が得意とする分野です。
今回の症例は、まさに漢方の力が生きたケースといえます。

西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


