お知らせ
無気力、やる気が出ない、不登校の漢方症例
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「無気力、やる気が出ない、不登校の漢方症例」を公開しました!
17歳男性の「突然の無気力」が改善
漢方治療で自発的に行動できるようになった症例

はじめに
思春期の子どもが突然やる気を失い、日常生活に支障をきたす状態は、
ご家族にとって大きな不安を招きます。
今回ご紹介するのは、
リーダータイプで責任感が強かった17歳男性が、急激な無気力状態に陥り、
漢方治療によって数ヶ月で劇的に改善した症例 です。
突然の無気力状態
もともと几帳面でしっかりした性格だった彼が、
ある時期から急に「何もしなくなる」状態に。
- やる気が出ない
- 行動できない
- 気持ちが動かない
まるでスイッチが切れたような状態に変わり、
お母様は深刻な不安を抱いていました。
しかし病院受診の時間が取れなかったため、
まずは漢方薬でのアプローチを選択することになりました。

初回漢方相談と14日分の処方
オンライン漢方相談の結果、
体質改善を目的とする漢方薬 を処方。
まずは14日分から治療が始まりました。
2週間後:「落ち着いている」との変化
服用開始からわずか2週間で、
お母様から「落ち着いている」との良い報告が届きました。
気持ちが少しずつ整い、安定し始めたサインです。

1ヶ月後:「安定している」へさらに改善
1ヶ月後には気持ちの波が小さくなり、
「安定している状態」が続くようになりました。
1ヶ月半後:自らアルバイトを希望
驚くべき変化が起きたのは1ヶ月半後。
彼から
「アルバイトを始めたい」
という前向きな提案がありました。
理由は、
- 友達との付き合い
- 好きな小説を購入するため
など、自分の楽しみのためのポジティブな動機です。
これは大きな心の回復サインと言えます。

3ヶ月半後:良好な状態が続き減薬へ
3ヶ月半後には気分がさらに安定し、
漢方薬の減薬が可能になりました。

5ヶ月半後:完全に安定し、服用中止へ
5ヶ月半後には症状がほぼ消失し、
漢方薬の服用を一旦中止できる状態となりました。
無気力状態は解消され、
以前のように活動的な日常に戻ることができたのです。

漢方はメンタル面にも働きかける
今回の症例は、
漢方薬が心の不調にも体質からアプローチできる ことを示す貴重な例です。
ただし、専門家は次のように述べています:
メンタル疾患では、病院受診と漢方治療の併用が理想。
医療機関の診察を躊躇しないことが安心につながる。
漢方は強力なサポートになりますが、
必要に応じて西洋医学と併せて取り入れることが推奨されます。
西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


