お知らせ
コロナ後遺症(自律神経失調症) 漢方症例
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「コロナ後遺症(自律神経失調症) 漢方症例」を公開しました!
コロナ後遺症による自律神経失調症が4ヶ月で完全回復
12歳の女の子に起きた漢方治療の実例

はじめに
コロナ感染後、原因がはっきりしない不調が長く続き、
「このまま元の生活に戻れないのではないか」と不安を抱える方は少なくありません。
今回は、コロナ後遺症による自律神経失調症に苦しんだ12歳の女の子が、
漢方治療によってわずか4ヶ月で完全回復した実例をご紹介します。

コロナ感染後に現れた深刻な症状
この女の子は、コロナ感染後から以下のような症状に悩まされていました。
- ブレインフォグ(頭がモヤモヤする感覚)
- 激しい頭痛
- 悪夢による睡眠障害
頭が常にぼんやりして集中できず、頭痛も強く、
夜は悪夢で目が覚めるため十分な睡眠が取れない状態でした。
その影響で学校に通うこともできず、日常生活が大きく制限されていました。

藁にもすがる思いでの漢方相談
西洋医学的な治療だけでは改善が見られず、
お母様は「何かできることはないか」と強い不安を抱えながら、
西漢方薬店へ漢方相談をされました。
漢方的な視点から体質と症状を丁寧に確認し、
このケースでは「自律神経の乱れ」が主な原因と判断。
自律神経を整えることを目的とした漢方薬を処方しました。

服用開始からの驚くべき変化
服用7日目
- 頭のモヤモヤが約半分に軽減
- 午後2時頃まで続いていた症状が、午前10時頃には治まるように
15日目
- 食欲が戻り、減っていた体重も回復
- 頭痛は完全に消失
- 睡眠の質が大きく改善
2ヶ月目
- 悪夢が完全に消失
- 日常生活の安定感が明らかに向上

4ヶ月後
- ブレインフォグ、頭痛、悪夢すべてが消失
- 学校生活・日常生活ともに問題なく過ごせる状態へ
- 完全回復と判断できる状態となりました

ご家族からの声
お母様からは、
「専門知識が高く、とても親身に話を聞いてくれる」
「子どもだけでなく、家族の気持ちにも寄り添ってくれた」
というお声をいただきました。
症状だけでなく、ご家族の不安にも丁寧に向き合い、
漢方の考え方をわかりやすく説明することで、
安心して治療を続けられたことが大きな支えになったようです。

まとめ
この症例は、
コロナ後遺症による自律神経失調症であっても、
体質を正確に見極めた漢方治療によって、
短期間で大きな回復が期待できることを示しています。
特に成長期のお子さんでは、
体に合った漢方薬がきっかけとなり、
回復が一気に進むケースも少なくありません。
漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、
漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


