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東洋医学的な胆の決断力

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「東洋医学的な胆の決断力」を公開しました!

優柔不断は性格ではない

東洋医学で見る「胆」と決断力の深い関係

「優柔不断なのは性格のせい」と思い込んでいませんか。
東洋医学では、その背景に胆(たん)の働きがあると考えます。

胆は、西洋医学でいう胆のうを含みつつ、より広く心と体の判断力・行動力を支える臓腑です。
結論から言うと、胆は決断力と行動力の土台になります。


胆は「決断の腑」「中正の官」

古くから胆は「決断の腑」と呼ばれ、
物事をどう進めるかを判断する司令塔とされてきました。

さらに「中正の官」とも言われ、
感情に振り回されず、公平でブレない判断を象徴します。

ここから生まれる力が、いわゆる胆力や、
先を見通す識見です。


肝と胆の役割分担

考えるのが肝、決めるのが胆

東洋医学では

  • 肝:計画やアイデアを生み出す
  • 胆:それを実行に移す決断を下す

と考えます。

肝が地図を描き、胆が「よし、行く」とゴーサインを出すイメージです。
この二つは表裏の関係にあり、心の安定ややる気にも深く関わります。

胆が弱ると
考えることはできても、最後の一歩が踏み出せなくなります。

逆に胆が充実していると
迷いすぎず、適切なタイミングで動けるようになります。


胆は「清浄」を司る特別な臓腑

胆は「清浄な液」である胆汁だけを蓄える、特別にクリーンな臓腑とされます。
そのため「中正の腑」と呼ばれ、
濁りのない判断や決断を象徴します。

胆汁は

  • 脂肪やたんぱく質の消化を助ける
  • 多すぎれば下痢
  • 少なすぎれば便秘

と、消化状態にも直結します。

消化が整うことで気血が巡り、
結果として心の安定と行動するエネルギーが育っていきます。


優柔不断が気になるときの視点

迷いやすい、決めきれない、行動に移れない。
それは性格の問題ではなく、
胆の働きが弱っているサインかもしれません。

思考だけでなく、消化や生活リズムも含めて整えることが、
決断力を取り戻す近道になります。


西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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