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東洋医学の小腸・受盛の官
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「東洋医学の小腸・受盛の官」を公開しました!
小腸は体内の「超優秀な仕分け職人」

東洋医学が語る小腸の本当の役割
あなたのお腹の中に、
24時間休まず働き続ける「仕分けのプロ」がいることをご存知でしょうか。
東洋医学では、小腸は単なる消化管ではありません。
食べたものの運命を決める、体内の選別センターとして重要な役割を担っています。

小腸は「受盛の官」
東洋医学において小腸は、
**「受盛(じゅせい)の官」**と呼ばれています。

これは、
胃から送られてきた消化物を受け取り、
それを正確に選別する役割を表した言葉です。
小腸の仕事はとても明確です。
- 体に必要なものは「清(せい)」
- 体に不要なものは「濁(だく)」
この二つにきっちり分けること。

選び抜かれた栄養分は「脾(ひ)」へ送られ、
全身を動かすエネルギーになります。

一方で、不要なものは
水分なら膀胱へ、
固形物なら大腸へと振り分けられ、
スムーズな排泄につながっていくのです。
排泄がスムーズなのは小腸のおかげ
私たちが当たり前のように
尿や便を出せているのは、
小腸の正確な仕分け作業があってこそ。
もしこの選別がうまくいかなければ、
体はすぐに混乱してしまいます。
つまり、小腸は
「消化」と「排泄」をつなぐ、
非常に重要な中継地点なのです。

小腸がパンクすると起こる不調
ところが、小腸も万能ではありません。
- 食べ過ぎで処理量が一気に増えたとき
- 栄養を受け取る側の「脾」が弱っているとき

こうした状況では、
小腸の仕分け作業が追いつかなくなります。

その結果起こるのが、
- お腹が張る
- 苦しくなる
- 胃が詰まった感じがする
といった「腹満(ふくまん)」の状態です。
これは、
小腸が「もう限界です」と出しているサインとも言えます。

小腸と「心」の深い関係
さらに興味深いのが、
小腸は精神活動を司る「心(しん)」と
表裏一体の関係にあるという点です。

東洋医学では、
心と小腸はペアで働く臓腑と考えられています。
そのため、
- 強いストレス
- 過度な興奮
- 緊張が続く生活
こうした状態で心に熱がこもると、
その影響が小腸へと及ぶことがあります。

結果として、
- 排尿時の痛み
- 尿が赤くなる
- 下腹部の違和感
といった症状が、
小腸を通じて現れることもあるのです。

小腸は心と体をつなぐ要
小腸は、
食べたものの行き先を決めるだけでなく、
心の状態までも映し出す臓腑です。
ただの管だと思われがちな小腸ですが、
実は私たちの健康を根底から支える
非常に重要な存在だと言えるでしょう。

西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
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この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
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