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汗と血は同じ?謎の津液の正体

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「汗と血は同じ?謎の津液の正体」を公開しました!

汗と出血は同じダメージ?

東洋医学が語る「津液」の真実

大量の汗をかくことと、大量に出血すること。
一見まったく別の現象のように思えます。

しかし東洋医学では、これらは本質的に同じ種類の消耗だと考えられています。

その鍵を握るのが、体を支える重要な水分「津液(しんえき)」です。


津液とは何か

東洋医学における「津液」とは、
体内に存在する正常な水分の総称です。

食事から得た栄養が消化吸収されることで生まれ、
清らかな水分となって全身を巡ります。

涙、汗、唾液、鼻水など、
私たちの体を潤すあらゆる水分は、すべて津液から作られています。


「津」と「液」の違い

津液は、性質によって二つに分けられます。

1. 津(しん)

サラサラとした水分で、体の表面を流れます。
皮膚や筋肉を潤し、最終的に汗へと変化します。

体温調節や皮膚の潤い維持に関わる、動きのある水分です。

2. 液(えき)

粘り気のある水分で、体の奥深くに存在します。
関節を滑らかにし、脳や骨髄を潤します。

こちらは体の基盤を支える、深い水分です。


汗血同源という重要な考え方

東洋医学には「汗血同源(かんけつどうげん)」という言葉があります。

これは「汗と血は同じ源から生じる」という意味です。

津液と血液は互いに補い合い、
深くつながっています。

つまり、

  • 汗をかきすぎる
  • 下痢で水分を大量に失う

こうした状態は、
血液の原料を失うことと同じなのです。


水分の喪失は血の不足へつながる

水分不足は単なる脱水ではありません。

東洋医学的には、

  • めまい
  • 動悸
  • 乾燥
  • 不安定な精神状態

といった「血の不足」に関連する症状へと発展します。

出血によるダメージと、
大量発汗や下痢による水分喪失は、
本質的には同じ種類の消耗なのです。


日常でできる津液ケア

津液と血液を守るためには、

  • 適度な水分補給
  • 胃腸を整える食事
  • 無理な発汗を避ける生活

が重要です。

汗をかくこと自体は悪いことではありませんが、
過度な発汗や無理なダイエットは、
体の基礎資源を削ってしまいます。


体を潤すことは、命を守ること

津液は、体を潤すだけの存在ではありません。
血を支え、生命活動を根本から支えています。

たかが汗、と侮らず、
日々の水分と栄養を大切にすること。

それが、体の土台を守る第一歩です。


西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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