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漢方偉人伝 林幾(りんき)

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「漢方偉人伝 林幾(りんき)」を公開しました!

中国法医学の礎を築いた人物

近代法医学の父・林幾の生涯

一つの国に近代的な学問の礎を築いた人物がいます。
今回は、中国の現代法医学の父と呼ばれる 林幾(りんき) の生涯をご紹介します。

彼は、中国に近代的な法医学を根付かせるという強い使命を胸に、生涯を学問と教育に捧げた人物でした。


ドイツで学んだ最先端の法医学

林幾は1897年に生まれ、北京で医学を学びました。

その後、1924年に最先端の法医学を学ぶためドイツへ留学します。

彼は
ヴュルツブルク大学ベルリン大学 で研究を続け、4年間にわたり法医学の研究に没頭しました。

その努力の末、医学博士号を取得し中国へ帰国します。

彼の目的はただ一つ、
母国に近代的な法医学を根付かせることでした。


中国初の法医学教育を創設

帰国後、林幾は中国の法医学の発展に大きな一歩を刻みます。

1930年、彼は 中国初の法医学教室 を創設しました。

さらに1932年には上海に 法医学研究所 を設立し、自ら所長を務めます。

彼は

・教育
・研究
・鑑定

という三つの柱からなる近代的な法医学システムの確立に尽力しました。


戦時下でも続いた教育への情熱

時代は激しく揺れ動いていました。

戦争によって大学は内陸へ移転するなど、研究環境は決して恵まれたものではありませんでした。

しかし林幾の情熱は衰えることなく、
移転先の大学でも教壇に立ち続けました。

その結果、多くの後進が育ち、中国法医学の基盤が次第に整っていきます。


法医学教育の基盤づくり

中華人民共和国の成立後も、林幾は教育と研究に力を注ぎ続けました。

大学で講義を行うと同時に、
法医学の教材の編纂にも取り組みます。

そして1951年には、
中国初の法医学教員養成クラス を立ち上げました。

しかし、その直後に病に倒れ、54歳という若さで生涯を閉じます。


今日の法医学を支える礎

林幾の誠実な人柄と揺るぎない探求心は、
多くの学生や研究者に受け継がれました。

彼が築いた教育制度と研究基盤は、
今日の中国法医学の発展に欠かせない礎となっています。

一人の情熱が学問の未来を変えることがあります。
林幾の生涯は、そのことを静かに教えてくれています。


西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
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この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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