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東洋医学の五腧穴解説

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「東洋医学の五腧穴解説」を公開しました!

手足にある“流れを変えるスイッチ”――五腧穴とは何か

私たちの手足には、体のエネルギーの流れを大きく左右する
特別なツボのグループが存在します。

それが、東洋医学で非常に重要とされる五腧穴(ごゆけつ)です。

今回は、この五腧穴の仕組みと役割をわかりやすく解説します。

五腧穴とは何か

五腧穴とは、
手足の肘や膝より先にある5つの重要なツボの総称です。

それぞれのツボは、

  • 気の流れの状態
  • 作用の特徴

が異なり、症状に応じて使い分けられます。

東洋医学では、これらを理解することで
より的確に体のバランスを整えることができると考えます。

気の流れは「水の流れ」に例えられる

五腧穴を理解するうえで大切なのが、
気の流れを水に例える考え方です。

  • 泉から水が湧き出る
  • 小川になり
  • 川となり
  • 大河となって
  • 海へと流れ込む

このように、流れの変化によって性質が変わるように、
ツボも場所によって働きが変わるのです。

① 井穴(せいけつ)――気が湧き出る場所

井穴は、気が泉のように湧き出るポイントです。

主に手足の指先にあり、

  • 意識障害
  • 急性の症状
  • 強い変化が必要な状態

に用いられることが多いとされています。

いわば、エネルギーのスタート地点です。

② 滎穴(えいけつ)――気が溜まり始める場所

滎穴は、湧き出た気が
少しずつ溜まり始める小川のような場所です。

特徴としては、

  • 体の熱を冷ます
  • 炎症を落ち着かせる

といった働きがあるとされます。

熱感やイライラがあるときに注目されるポイントです。

③ 兪穴(ゆけつ)――気が注ぎ込む場所

兪穴は、気の流れが勢いを増し、
体にしっかり入り込んでいくポイントです。

主に、

  • 体の重だるさ
  • 関節の痛み
  • 動きにくさ

といった症状に関係します。

流れが滞りやすい場所を整える働きがあります。

④ 経穴(けいけつ)――気がスムーズに巡る場所

経穴は、気がさらに力強く流れる
大河のような安定した流れのポイントです。

特徴としては、

  • 呼吸器系の不調
  • 咳や喘息
  • 流れの停滞

などに関わるとされます。

気の巡りをスムーズにする役割を担います。

⑤ 合穴(ごうけつ)――気が深く合流する場所

合穴は、気が体の奥へと入り、
深い部分で合流するポイントです。

これは、川が海へと流れ込むイメージです。

主に、

  • 消化器系の不調
  • 逆流性の症状
  • 内臓の深い働き

と関係があると考えられています。

五腧穴は「流れの変化」を捉えるツボ

五腧穴は、

井 → 滎 → 兪 → 経 → 合

という順番で、気の流れが変化していきます。

この流れを意識することで、

  • どの段階で不調が起きているのか
  • どこにアプローチすべきか

を考える手がかりになります。

五腧穴を理解する意味

五腧穴は単なるツボの分類ではなく、

体のエネルギーの流れそのものを捉える考え方

です。

これを理解することで、

  • 症状に合わせたケアがしやすくなる
  • 体の変化に気づきやすくなる
  • 無理のない整え方が見えてくる

といったメリットがあります。

まとめ

五腧穴は、手足にある5つの重要なツボで、
気の流れを水の流れに例えて理解することができます。

  • 井穴 → 始まり
  • 滎穴 → 溜まり
  • 兪穴 → 注ぎ込み
  • 経穴 → 流れ
  • 合穴 → 深部への合流

この流れを意識することで、
東洋医学の考え方がより身近に感じられるようになります。

西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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