あなたの体質は・・・
水滞(すいたい)タイプ
水滞(すいたい)とは、体内の水分代謝が不調により、水分が滞留し、
正常な循環が阻害される状態を指します。
以下に、水滞の症状を10個挙げます。
- 喘息や咳:痰が多く、粘り気のある咳や呼吸困難が続きます。
- 肥満:痰湿の状態が体内で脂肪のリンパ節を促進し、肥満につながることがあります。
- むくみ:体内の水分代謝が悪くなり、手足や顔のむくみが生じます。
- 消化不良:食欲不振、胃腸の不快感、胃もたれ、ゲップなどの消化器症状が現れます。
- 疲労感:水分が体内に滞ることで、全身的な疲労感や倦怠感が感じられることがあります。
- 頭痛:特に頭の後ろや側頭部に重だるい痛みが現れます。
- 胸の圧迫感:胸部に痰がたまることで、圧迫感や息苦しさが生じます。
- 皮膚の湿疹:湿気が皮膚に影響を与え、湿疹やかゆみが現れます。
- 記憶力低下:痰湿の影響で、集中力や記憶力が低下することがあります。
- 喉の違和感:痰が喉に滞ることで、つかえ感や違和感が生じます。
これらの症状は、他の病気や状態とも共通するため、
水滞が疑われる場合は医師や漢方薬専門家に相談し、適切な診断と治療を受けましょう。
症状
むくみ/軟便・下痢ぎみ/にきび、吹き出物がある/太り気味/汗をかきやすい/冷えやすい
水分代謝が悪く、「水」が体内で停滞している状態。余分な水分が溜まっているので、
ぽっちゃり体型で、汗をかきやすく軟便下痢気味の傾向があります。頭や体が重だるく感じやすいのも特徴です。
水滞の人がなりやすい症状
冷えに注意! ポカポカ温かい生活を
水分の摂りすぎや冷たい飲み物を避けて、常温か温かいものをとったり、
なるべく薄着しないようにしたりすることで、冷えに気をつけて保温を心がけ、体をケアしましょう。
適度な運動で汗を流すなど、体にたまった水分を出すことに気をつけましょう。
養生法
水滞の養生法は、体内の水分代謝を改善し、正常な循環確立を目的としています。
以下に、水滞の養生法を10個挙げます。
- 1. 適度な運動
- 歩く、泳ぐ、ヨガなどの運動は、水分代謝を促進し、血行を改善します。
- 2. 食事のバランス
- 塩分や油分の摂取を控え、タンパク質やビタミン、ミネラルを含むバランスの良い食事をしましょう。
- 3. 水分摂取
- 適度な水分摂取は、体内の水分代謝を助けます。 適度な量の水を飲むことが重要です。
- 4. 足上げ
- 長時間眠っている場合は、定期的に足を上げることで、むくみの改善に効果的です。
- 5. リンパマッサージ
- リンパの流れを改善するマッサージは、水滞を解消し、むくみを軽減します。
- 6. 睡眠
- 十分な睡眠を取ることで、体内の水分代謝が整い、水滞が改善されることが生じます。
- 7. ストレス管理
- ストレスは、水分代謝にまで及んでいます。リラクセーションや瞑想などでストレスを軽減しましょう。
- 8. 利尿作用のある食品
- パセリ、セロリ、カボチャなど利尿作用のある食品を積極的に取り入れましょう。
- 9. 飲酒の制限
- アルコールは水分代謝に起因するため、適度に制限しましょう。
- 10. 温泉やサウナ
- 温泉やサウナでの発汗は、体内の水分代謝を促進し、水滞の解消に役立ちます。
これらの養生法を取り入れることで、水滞の症状が改善されることが期待できます。
ただし、症状が重い場合や改善しない場合は、医師や漢方薬専門家に相談しましょう。
水滞の人へ提案する日常イメージ
水の代謝を促すもの
停滞する「水」の偏りをなくして、全身の循環を良くする、小豆、ダイコン、ウメ、リンゴなどがおすすめです。
また、体を活性化させる香辛料もよいでしょう。海藻やキノコ類も「水」の動きを良くします。
体が冷えないように、紅茶など、適度に温かい飲み物もいっしょにとるように心がけましょう。